車の運転は、常に一瞬の判断が求められ、その判断の連続の中で操作・行動をしなければなりません。しかし、長年車の運転をしていると慣れが生じて、徐々に自分都合の勝手な解釈が定着し、判断と操作に自分では気づかない悪い癖がついていることがあります。この運転の癖は人それぞれで、誰でも必ず一つはあるのではないでしょうか。自分の運転の癖を知り、直すべき癖をしっかりと自覚して、初心に帰り、運転に対する考え・姿勢をリセットすることが必要です。あなたは、自分の運転にどんな癖があるか……気づいていますか?
危険な運転の癖と正しい運転方法とは
1. 車間距離が短い:適切な車間距離とは
2. 一時停止線でしっかり止まらない:多段階停止
3. 黄色信号で加速する:「黄色信号」は「止まれ」
4. ライトはいつもロービーム:こまめに切り替え
5. 車線変更でウインカーを一瞬しか点灯させない
6. 追い越されるときにわざとスピードを上げる
7. あおりハンドルをする:周囲を惑わす危険運転
8. かぶせ右折をする:一か八かの危険行為
9. ダッシュボードにぬいぐるみや書類など物を置く
10. 乱れた姿勢で運転(※実演)
安全運転のために身に着けたい癖・習慣とは
●5秒先、50メートル先の危険を予測する
●車の流れを乱さない、周りの車にブレーキを踏ませない
●時間的にも精神的にもゆとりをもって運転に臨む
[協力]吉村俊哉
(一般社団法人 日本交通科学学会 理事)
日本交通心理学会認定 主任交通心理士
[制作協力]有限会社 藤プロダクション