職場で人間関係に悩む人は少なくありません。その主な背景には、従業員一人ひとりの仕事量の増加とスピード化、さらに成果主義がストレス源となっていることが挙げられます。特に、職場の活力である30代は上司と若手をつなぐ世代であるがゆえに、精神的・肉体的に追い込まれがちです。そこで本作品では、傾聴法を取り入れて働きやすい職場に変えていった三つの事例を紹介し、職場の人間関係を良くするうえで「いかに話せるか」よりも「いかに聞けるか（傾聴できるか）」が重要であることを訴えます。