地震から命を守るための重要な鍵となるのが、建物の耐震化です。
阪神・淡路大震災では、倒壊した家屋の下敷きになって多くの人が亡くなりました。
また、2016年の熊本地震でも、直接死の7割以上が家屋の倒壊によるものでした。熊本地震では旧耐震基準で建てられた多くの建物が倒壊しました。震度7の揺れが続けて起こり、想定外の強い揺れに耐えられなかったのです。
本作品では、過去の地震から得られた教訓をもとに、これからの地震に備えるために、耐震診断のポイントや耐震補強についての基本的な知識を、実験映像等を交えて紹介します。
地震への備えでまず大事なことは、強い揺れから命を守ること。
それを可能にするのは、家屋の倒壊を防ぐことです。
そのことをあらためて、多くの人に知ってもらい、家の耐震化への意識が高まることをめざします。