ジェンダー感覚のリアルに気付き、考えるために
男らしさ、女らしさや性別に基づく役割分業意識などが社会に根強くありますが、これは社会的に形成されて
きたものです。この価値観や考えは時代、国、地域などさまざまにあると共に、様々な規範につながり、社会の奥深くまで浸透していると言ってもいいでしょう。その一方で時代の変化と共にゆるやかなスピードですが、少しずつ変化してきている側面もあります。知らず知らずの間に内面化した価値観、時に差別につながりかねない“ジェンダー感覚のリアル” に気付くために必要なことがあります。それは「しっかりと指摘」されることであるように思われます。その経験がない限り、なかなか目が覚めることはないかもしれません。このシリーズでは、ジェンダーステレオタイプ・性暴力・同性カップルをテーマに、現在の社会で起こっていること、ありがちなことを現実感を持って描き出したうえで、これからどうやっていくか、生徒がリアリティを持って考えることが出来る教材となっています。