近年の高所作業車災害の状況
建設工事は、近年、機械化施工が普及し、多種多様な建設機械が使用されるようになっています。建設機械による死亡災害は、建設業界全体の約15%を占めており、さらに増加傾向が懸念されています。
高所作業車は、高所における工事・点検・補修等の作業に幅広く使用されており、これらで発生する災害として、運転の誤作動による激突・はさまれ、安全帯不使用による墜落、架空電線による感電などが挙げられます。
高所作業車の死亡災害を見てみると、「はさまれ・巻き込まれ」が最も多く、およそ半数を占め、次いで「墜落・転落」「激突」と続いています。
また、高所作業車は近年、多機能・高性能化が進んでいます。便利になった反面、使用に際しての危険性が増している点に留意しておく必要があります。
それでは、実際の作業現場で高所作業車を安全に操作するための基礎知識を学んでいきましょう。
DVD 収録内容
- プロローグ(災害事例)
- 高所作業車災害の状況
- 高所作業車の定義と分類
- 高所作業車の装置と選定
- 労働安全衛生法
- 安全作業の留意事項
- 災害事例
- エピローグ