寝た子を起こす
「寝た子を起こすな」で始まり、「寝た子を起こす」で終わる部落問題。
それを間近に見聞きしてきた姉妹は、「寝た子を起こす」活動を無理せず軽やかに積み上げる。
逃げればいい、躱(かわ)せばいい
差別との闘い方を教えたのは江嶋修作先生だった。
「圧倒的な力で差別してくる相手には、逃げればいい。躱せばいい。
しなやかに生きることが大切なんだよ」
母から娘へ、そして子へ
母から受け継ぐ「ありのまま生きる」姿が、幼い頃から姉妹の自尊感情を育んだ。
たくさんの仲間をつくり、つながりを結び、プラスの出会いを重ねていく。幼子にも、部落にルーツをもつ「私」を伝えていく。