国民がどんな職業でも自由に選べる「職業選択の自由」を実現するためには、不合理な理由で就職の機会が制限されない、つまり「就職の機会均等」が成立しなければなりません。そのためには、雇用主が応募者に広く門戸を開き、本人の適性と能力に基づいた基準で「公正な採用選考」を行うことが不可欠です。

本作品では、ある企業の人事職員が採用選考で相次ぐ内定辞退に直面し、さらに就活情報サイトへの批判的な書き込みをきっかけに、自社で公正な採用選考が実践できていたのか、人権意識や CSR（企業の社会的責任）の観点で無意識のつまずきがなかったかを検証・点検していきます。新たな仲間を探して出会い、互いを知って共に歩むために。そして、働く従業員一人ひとりが人権意識を持って共に歩むために、公正な採用選考の理解と認識をめざす映像教材です。