1986 年に施行された男女雇用機会均等法は、1997 年、2007 年と改正が重ねられ、各企業では女性が働きやすい法整備が進められてきました。しかし、妊娠・出産後に職場復帰できる女性は依然として少なく、実際の労働環境が法律に追いついていないのが現状です。
本作品では、なお職場に根強く残る女性への権利侵害の実態を再現ドラマで描き、2007 年時点での改正点を紹介しながら、法があっても権利侵害が起こる理由とその対処法を具体的に説明します。また、職場で自分たちの権利を主張する力を身につけるグループ活動や、企業が積極的に取り組む男女間格差の是正策「ポジティブアクション」を取り上げ、男女が「協働」できる職場づくりを目指すことが企業の持続的発展につながると訴えています。