社会学者の江嶋修作さん (85) は半世紀に亘り同和教育に関わり続けた。 きっかけは1963年に起きた狭山事件だった。 上申書申請で各地の被差別部落を調査、差別の現実に怒りを覚えた。1985年新しい視点を提唱する“社会 「同和」 教育変革期” 出版。米ハーバード大留学で得た最新の社会学の知見、 大胆な発想と熱量で、 教育界に大きな影響を与え続けた。2018年人権テイクルートの創設に参加、 全国各地で人権の根を張るメンバーたちと新しい活動を展開している。2026年シンポジウム 「江嶋修作 遺言に代えて」 が開かれた。次世代に託す江嶋さん独自の提言を学ぼうと全国からメンバーが参加。 「同和教育 残したいもの二つ残したくないもの二つ」を
明示した。 「差別には理由、 根拠がないこと」 「いま、ここのリアリティに向きあうこと」 そして 「同和教育を人権教育に埋没させないこと」など..本作では厳しい結婚差別とも対峙した江嶋さんならではの体験も交え、 上下巻に分け、たっぷりとわかりやすく伝える。