平和教育を考える

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日本で生きる人たちへ

①56分DVD本体価格 100,000円(税抜)
学校価格70,000円(税抜)
②18分DVD本体価格 70,000円(税抜)
学校価格50,000円(税抜)
③30分DVD本体価格 100,000円(税抜)
学校価格70,000円(税抜)

〈道徳・総合学習・地域社会など〉
平和の大切さを改めて知り、当たり前の日常への感謝の心を育む。
死生観の違いを知り、命の尊さについて考える。

〈社会科(地歴公民)〉
教科書で習う事柄や戦後の米露対立の学習とつなげ、より深い理解へ導く。

世界各地で起きている戦争や紛争のショッキングなニュース。
しかし遠い異国だけでなく、かつて平和な日本でも戦争があり、それを経験した人たちがいる。
彼らが何を経験し、どのような思いで生き抜いてきたのか。
戦争を知る人たちの生の声と、日本で起きていた出来事や経験者の思いを記録し、この国で生きる人々に心の在り方を訴える作品。

① 元特攻隊訓練生の体験談
篠原吉宗さん:1929年(昭和4年)生まれ、93歳(取材当時)

第二次世界大戦中、軍事一色の日本で兵隊への憧れを抱き、15歳で特攻隊の訓練生として土浦海軍航空隊に入隊。そして人吉海軍航空隊(熊本県)での訓練を経て、当時日本の基地があった北朝鮮の元山海軍航空隊で飛行訓練を受けていた時に終戦を迎える。

しかし終戦後すぐには帰国できず、ソ連軍の侵攻を受けてモスクワの国際捕虜収容所に移され、強制労働に従事。元山からの道中では飢えや倒れていく仲間、そしてすれ違った満洲から日本へ帰る民間人の亡くなっていく幼い子どもたちを目の当たりにする。

19歳でようやく帰国したものの、次に待ち受けていたのは「なぜ帰ってきたのか」という周りからの厳しい言葉や就職差別だった。またレッドパージによる不当解雇を恐れ、就職後は一度も周囲へシベリア帰りと口には出さなかった。戦争が終わってからも、その影響は続いていたのだ。

「18歳で死ぬと思っていた。戦争は勝っても負けてもダメ。やらないのが一番。77年間戦争がなかった不思議。今では世界に誇れる日本になった。これが100年続いたらたいしたもんだ。」そう篠原さんは語る。

② 1945年8月6日の記憶
茂木貞夫さん:1933年(昭和8年)生まれ、88歳(取材当時)

被爆したのは小学校6年生の時だった。学校へ向かって友だちのハク君と歩いていた時、突然空がピカッと光り、気づけば倒れた塀の下にいた。僕は必死に重い塀の下から抜け出した。近くにいた大人の「川へ飛び込むんだ!」という声が聞こえる。

わけも分からぬまま川へ入り、自宅の近くまで泳いだ…。上流からはたくさんの遺体が流れてくる光景。そして今でも消息が分からないハク君。

楽しく遊んでいたはずの子ども時代を戦争によって奪われた茂木さんは、今を生きる私たちに命の大切さを訴える。

③ 長崎原爆
1945年8月9日の長崎。当時小学校1年生で被爆した大村さんが、原爆の恐怖、爆心地近くの惨状、被爆者の身体的・精神的苦痛、そして戦後社会での差別や偏見を証言する。

今でも蘇る焼け焦げた街のにおい、親も家も失い泣き叫ぶ子どもの声。なぜもっと早く戦争をやめられなかったのか…。

戦争の悲惨さ、被爆者としての苦しみ、そして今の世代への想いが込められた、命と平和の尊さを考えさせられる作品です。

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