1945年、原爆が投下されてからわずか 2 か月後。焦土と化した風景と苦しむ被爆者の姿を、日本映画社のスタッフが記録しました。フィルムには、治療を受ける人々や医師と看護師、焼き尽くされた建物、がれきに埋まる町の様子が映し出されています。
この映像は 1946 年に『広島・長崎における原子爆弾の効果』として編集され、海を渡って米軍の教材となりました。現存する未編集フィルムはハイビジョン処理され、より詳細な状況が確認できるようになっています。
本作では、当時の映像と現在の同じ場所を対比させ、過去と現在、戦争と平和を見つめ直します。当時の記憶を呼び起こすとともに、平和の尊さを伝える作品です。