企画意図 ―無自覚の差別「マイクロアグレッション」―
「人権」は日常の何気ない人と人との関係性の中にもあります。しかし、普段そのことを当たり前に理解しているつもりでも、家族や友人、同僚などの近く親しい関係性においては、相手を一人の人間として尊重する意識がおろそかになってしまうことがあります。
あからさまな差別表現でなくても、無自覚に相手の尊厳を傷つけている言動を「マイクロアグレッション(小さな攻撃性)」と呼びます。その言動の背景には、国籍や人種、性別、性的指向など、特定の属性の人たちへの軽視や偏見が隠れていることがあります。
自覚なく加害者にならないために、属性にとらわれずありのままのその人と向き合うことの大切さを、このドラマでは描いています。職場や家庭内で「人権」について話し合うきっかけとしてお役立てください。