パソコンや携帯電話、スマートフォンなどの普及が進み、多くの子どもたちもインターネットを利用するようになりました。
その一方、電子メールやチャットなど、文字によるコミュニケーションがうまくいかず、さまざまなトラブルや深刻な問題が発生しています。
インターネットはコミュニケーションの道具です。インターネット上で起きている問題の多くは、人と人との関係性のあり方、コミュニケーションのあり方の問題といえます。
本作品では、“コミュニケーションの道具としてのインターネット”という切り口で、インターネットを上手に安全に使う方法を学んでいけるよう、「小学校中・高学年向け」「中学生・高校生向け」「保護者・指導者向け」と、視聴対象者別に3作品を制作しました。それぞれの立場から、「インターネットによるコミュニケーションとはどのようなものなのか」「より良いコミュニケーションのためには、どのようなことに注意したら良いのか」を考え、理解を深めさせる内容となっています。
- ネットでの会話の問題
■ メールを受け取る相手の気持ちを考え、相手を傷つける言葉を使わないよう指導する。
■ 作ったメールを読み返すなど、慎重なやり取りを心がけさせる。
■ メールのやりとりでトラブルが起きたら、直接会って話すことも重要。 - ネットいじめの背景
■ 誹謗中傷を受けた場合は、「違反報告」ボタンから通報する。
■ 掲示板管理者や運営会社に削除を要請する。
■ 専門の相談窓口を積極的に利用する。 - ネット依存の影響
■ スマホやパソコン使用のルールを家族で相談し決める。
■ 親自身が正しい使い方を示すことが大切。 - 個人情報が盗まれる問題
■ SNS投稿時はGPS機能をオフにする。
■ 迷惑メールにあるアドレスをクリックしたり、返信しないよう指導する。 - 犯罪の入り口となる危険なサイト
■ 出会い系サイトは利用しない。
■ 被害にあった場合は警察に相談。
■ 「フィルタリング」について親子で相談し、必要に応じて活用する。