制作意図
これは、大阪市教育委員会が1990年に発行した人権啓発絵本『クレヨンの星』をアニメーション映画化したものです。
クリメーションと呼ばれる、粘土による立体アニメーションの手法を駆使した作品です。
人権啓発絵本と同じように、大人と子どもがいっしょにご覧いただくようになっています。
子どもたちが感じたことを、あなたが受けとめ、そして、あなたが考えたことを子どもたちに伝える――。
そんなふうに、人権について話し合いをするきっかけに使っていただけたら、と願っています。
あらすじ
ひろい宇宙の彼方に、クレヨンたちがすんでいる星がありました。
ある日、宇宙船にのって金の星の王子コインがやってきて、「クレヨンの星で一番えらい人に会いたい。」と言います。
“えらい”という価値観がなかったクレヨンの星で、コインは「まじりっけのないものが一番偉い。」と言ったため、仲の良かったクレヨンたちの間に、とうとう争いが起こってしまいました。