Chapter 1
相手の人格を否定しない
部下の仕事のミスに対し上司は「お前はこの仕事に向いていない」と一言。指導の対象はミスの原因と再発防止であり、ミスをした者の人格否定であってはなりません。適切な指導を行うためにはどのようなことを意識すればよいでしょうか。
Chapter 2
説明とフォローがハラスメントを防ぐ
上司は部下を成長させたいという思いから、あえて助言をせず見守ることに徹しますが、それがかえって部下を追い詰め、ハラスメントと受け止められてしまいます。このようなすれ違いが生じないためのポイントについて解説します。
Chapter 3
業務の適正な範囲を考える
休日も深夜も関係なく送られてくる上司からのメール。返信不要のメールであっても、届く度に気を遣って負担に感じる部下もいる様子。休日にメールを送るのは業務の適正な範囲と言えるのでしょうか。
Chapter 4
プライバシーを尊重する
先輩から、恋人や結婚についてなどプライバシーに関わる話題をよく聞かれる後輩。職場で私的なことに過度に立ち入るのは、ハラスメントになり得ます。受け手によってはセクハラや
SOGIハラだと感じる場合もあるのです。
Chapter 5
自分が持つパワーを自覚する
管理職として評価されていた上司も部署が変われば立場が逆転。専門知識が豊富な部下から見下げられ職場で孤立状態になってしまいます。パワハラは必ずしも上司から部下に起こるわけではないのです。
Chapter 6
様々な働き方を認める
父親の介護のために介護休業を利用した社員。忙しい時期ということもあり同僚から心無い言葉をかけられてしまいました。介護休業や育児休業は法律で定められた労働者の権利です。
気持ちよく制度を利用するためにはどうすればよいのでしょうか。
Chapter 7
職場でハラスメントを受けたら
もし自分がハラスメントを受けたとき、そして周りでハラスメントを見つけたときはどうしたら良いのでしょうか。ハラスメントが起こりにくい職場環境を作るために私たち一人一人にできることがあります。