間宮祥太朗
石井杏奈 矢本悠馬
高橋和也 小林綾子
大東駿介(スマイル)
竹中直人・本田博太郎・田中要次
石橋蓮司 眞島秀和
原作:島崎藤村「破戒」
監督:前田和男 脚本:加藤正人/木田紀生 音楽:かみむら周平
企画・製作:全国水平社創立100周年記念映画製作委員会
制作:東映 制作協力・配給:東映ビデオ
制作プロダクション:東映京都撮影所
島崎藤村、不朽の名作「破戒」を
60年ぶりに映画化。
瀬川丑松(間宮祥太朗)は、自分が被差別部落出身ということを隠して、地元を離れ、小学校の教員として奉職する。彼はその出自を隠し通すよう、父からの強い戒めを受けていた。彼は生徒に慕われる良い教師であったが、出自を隠していることに悩み、差別の現状を目の当たりにして心を乱しつつも、下宿先の士族出身の女性・志保(石井杏奈)との恋に心を焦がしていた。同僚教師・銀之助(矢本悠馬)の支えはあったが、学校では丑松の出自についての疑念も抱かれ始める。苦しみのなか、丑松は被差別部落出身の思想家・猪子蓮太郎(眞島秀和)に傾倒していく。丑松は「人間はみな等しく尊厳をもつものだ」という猪子の言葉に強い感動を覚えるが、猪子は政敵の放った暴漢に襲われる。この事件がきっかけとなり、丑松はある決意を胸に、教え子たちが待つ最後の教壇へ立とうとする。
過去に木下恵介監督、市川崑監督と名だたる巨匠が映画化してきた島崎藤村・不朽の名作「破戒」を、2022年の今年、旬なキャストで映画化。主演・丑松を務めるのは、近年、映画やドラマで多彩な活躍が目覚ましい間宮祥太朗。自らの出自に悩み続け、最後にある告白をする難役を、気迫のこもった芝居で表現。相手役・志保を演じるのは、若手女優の中でも特に演技への評価が高い石井杏奈。丑松の親友・銀之助役に、出演作のオファーが相次ぐ矢本悠馬。ほか、眞島秀和、高橋和也、竹中直人、本田博太郎、田中要次、石橋蓮司、大東駿介、小林綾子など名優たちが顔をそろえ、クオリティの高いドラマを作り上げている。脚本は「クライマーズ・ハイ」「孤高のメス」で数々の受賞歴を誇る加藤正人と、「バトル・ロワイアルII 鎮魂歌」の木田紀生が担当。
監督は椎名桔平主演の映画「発熱天使」(高崎映画祭招待作品)の前田和男。