①ハンセン病療養所で受けた私の被害(30分)
断種・堕胎
ハンセン病療養所では、1915(大正4)年より男性への断種手術が始められ、以後30年余り、法的根拠もないまま断種・堕胎が実施されました。国も暗黙の了承をしていたという歴史的事実があります。戦後の「優生保護法」(1948年~1996年)では、「不良な子孫の出生を防止する」という言葉を用い、ハンセン病患者と配偶者も対象とされました。ハンセン病療養所で受けた強制断種・堕胎の体験を三人のハンセン病回復者が語ります。
②家族・親族への思い ~ハンセン病回復者からのメッセージ~(30分)
2001年の国賠訴訟の和解交渉で、国は「家族もまたハンセン病になった人を排除した加害者」と主張していました。本当にそうなのでしょうか。家族であったことを隠さざるを得なかったのは、社会の側に偏見や差別があるからではないでしょうか。ハンセン病回復者自身は、家族が受けた被害をどのようにとらえておられるのでしょうか。また、家族や親族に対してどのような思いを持ってこれまで生きてこられたのでしょうか。三人のハンセン病回復者の方に証言していただきました。