平和教育を考える

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涙に浮かぶ記憶

28分 DVD本体価格 65,000円(税抜)
学校価格(中・高校のみ)33,000円(税抜)

数年前、修学旅行で長崎を訪れた中学生が語り部の被爆者に「死に損ない」とののしる出来事がありました。その出来事をきっかけに、ある中学3年生の女の子が「戦争を次世代へ伝えて」という人権作文を書き、法務大臣賞を受賞。本作品は、その作文を脚色し映像化したものです。

今や戦前生まれは総人口の二割を切り、戦争体験を語れる「生き証人」は減少の一途をたどっています。戦争を観念的に捉える世代が増え、勇ましい発言をもてはやす風潮も見られるようになり、風化のスピードは一段と加速しているように思われます。先の大戦で日本はアジアを中心に戦火を広げ、310万人の日本人、そして1,900万人以上のアジア諸国の人々が犠牲になりました。この事実を忘れてはなりません。

本作品では「なぜ日本は戦争を止められなかったのか」という疑問を、中学3年の少女が戦争体験者である曽祖父から聞き出しながら、戦争拡大の足跡を資料映像でたどっていきます。戦争は人を殺し、人間らしい気持ちを失わせ、女性や子どもたちも犠牲にします。どんな理由があろうと、戦争は絶対に避けるべきものです。そのために必要なのは、悲惨な戦場への想像力。平和は与えられるものではなく、一人ひとりが作り上げていくものであることを訴えます。

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