2024年元日の「和6年能登半島地震」は、家屋の倒壊や道路の寸断、津波や土砂崩れ、地震火災、液状化など、様々な事象が同時多発的に起こる複合災害となりました。特に、木造家屋の倒壊から多くの人が亡くなるという、これまでも起こった悲劇がまた繰り返されてしまいました。
本作品では、今回の地震のメカニズムや特徴についてイラストやCGで解説し、地震が起きたときの人々の実態を、被害映像と被災者のインタビューを交えて紹介します。さらに、沿岸部の津波被害、輪島市の大規模火災、土砂災害、液状化の被害の実態を紹介します。
そして、これらの教訓から今後日本で起きる大地震から命を守るための備えとして、住宅の耐震化や家具類の転倒防止について中心に解説します。命を守るためにどう備えたらよいのか、大地震により日常を奪われ、死に直面した被災者の方々の思いを伝えながら、多くの人が考え、行動するきっかけになることを目指します。