近年、地球温暖化やそれに伴う気象変動により、集中豪雨や土砂災害、竜巻などの気象災害が頻発しています。
このような突発的な気象災害から子供たちの命を守るには、教師や保護者の防災教育だけではなく、生徒自身への幼いころからの防災教育、そして自ら調査・活動して防災の知識を身につけさせることが急務となっています。
そこで、年齢に応じて「小学校中・高学年向け」「中学生・高校生向け」と、二つの防災ビデオを制作しました。
「小学校中・高学年向け」では、子供たちに親しみやすいアニメキャラクターの「防災 守(まもる)くん」がナビゲーターとなり、この守くんから小学生の姉弟が気象災害のしくみや危険から身を守る方法を学んでいきます。
「中学生・高校生向け」では、ある中学校の男女四人の仲間が、気象災害から身を守る方法を学んでいきます。
二作品ともに、さまざまな気象災害について、実際の記録映像をベースに、専門家の話、実験映像、CGなどで発生のメカニズムを解説し、事前にできる準備、危険を知らせるサイン、危険に遭遇した時の対処法、ハザードマップの活用法などについて学べる内容となっています。
生徒自らに「自分の命は自分で守る」という防災意識を身につけさせる教材です。
■台風災害(暴風)
台風の元となる積乱雲、その発生のしくみ/早めの台風情報収集が大事/どんな準備が必要?
■大雨災害(水害)
近年、広範囲に大量の雨が一度に降ることによる水害が多発/浸水、洪水に遭遇したときに身を守る方法
■土砂災害
監視カメラがとらえた土石流の恐怖/土砂災害のしくみ/ハザードマップを活用しよう
■様々な災害をもたらす積乱雲
雷や集中豪雨など様々な災害をもたらす積乱雲/積乱雲が近づいて来るサイン/積乱雲が接近してきたときの対処法
■竜巻災害
竜巻被害を詳しく検証/被災者が語る竜巻の恐怖/専門家に聞く竜巻発生のサイン/竜巻から身を守るには?
■「気象情報」を活かし災害に備える
インターネットを活用して最新の気象情報を入手/直ちに避難する必要がある場合に出される「特別報」/安全に自分で行動できる能力を身につけておく。