
香山リカ(精神科医)
生きづらさの中で悩み、苦しむ患者さんと向き合い、現代人の“心の病”について洞察を続ける。誰もがそのままで生きられることが大切と語る。
長倉洋海(写真家)
戦争の表層よりも、そこに生きる人間そのものを捉えようと世界の紛争地を精力的に取材。エルサルバトルの難民少女へスースとの出会いと交流のなかから見えてきたものは。
辛淑玉(人材育成コンサルタント)
東京生まれの在日朝鮮人2世。20歳の時から民族名である「辛淑玉」を名乗る。在日であること女であること貧しいことなど自身の差別体験をベースにあらゆるマイノリティーの立場にたって発言を続ける。
石川一雄(狭山事件再審請求人)
1963年5月、埼玉県狭山市でおこった女子高生誘拐殺害事件の「犯人」とされた石川一雄さん。被差別部落に対する差別と偏見による見込み捜査や自白の強要が冤罪事件を生んだ。今も石川さんは無実を勝ち取るために闘い続けている。
第2巻「メッセージ“私たちと人権”」(60分)
雨宮処凛(作家)
中学生で受けたいじめを発端に、不登校、リストカット、自殺未遂などを経験。作家としてまた反貧困ネットワーク副代表として現場で活動しながら、若者たちが社会の構造の中で貧困に陥る現状を指摘し、「普通に生きさせろ!」とメッセージする。
藤木勇人(うちな~噺家)
沖縄のコザに生まれ、基地があり米兵がいるのがあたりまえのなかで育った。沖縄の歴史、自分のルーツを笑いを織り交ぜ語っていきたいという。NHK朝ドラ「ちゅらさん」にも出演。
サヘルローズ(タレント)
イランイラク戦争(1980年~1988年)に巻き込まれた戦争孤児。悲惨な戦争の体験そして日本でのいじめや外国人差別。自身の辛い体験を語り、どんな状況でも夢をもって生きることの意味を語る。
神 美知宏(全国ハンセン病療養所入所者協議会事務局長)
17歳でハンセン病を発病。療養所の中では凄まじい差別を受け続けた。全てのハンセン病患者が人間としての尊厳を回復できるよう自身の体験を語り、差別がなくなるように訴え続ける。